一審無罪…父親が【愛知】一審無罪…実の娘(19)に性的暴行 「中2からで諦めや無力感 抵抗できず」娘を精神鑑定した医師が控訴審で証言

実の娘に性的暴行を加えた罪に問われている父親の控訴審で、娘を精神鑑定した医師が「長年の性的虐待の積み重ねから抵抗できなかった」と証言しました。

 被告の父親は2017年、愛知県内のホテルなどで、抵抗できない状態の実の娘(当時19)に性的暴行を加えた準強制性交の罪に問われています。

 今の法律では「同意のない」性行為だけでは罪に問えず、心神喪失か、抵抗できない状態である「抗拒不能」の、どちらかが認められなければ罪は成立しません。

 一審の名古屋地裁岡崎支部は、性的虐待は認めたものの、娘が抵抗して拒んだ経験があることなどから、「被害者が『抗拒不能』な状態にあったとは認定できない」として父親に無罪判決を言い渡し、検察側が控訴していました。

 13日の控訴審では、娘の精神鑑定をした医師が検察側の証人として出廷し、「中学2年からの性的虐待の体験が積み重なり、諦めや無力感を抱くようになった」と指摘。

 その上で、「養育者である父親に心理的・精神的に抵抗できなかった」と証言しました。

 控訴審で検察側は「被害者の精神状態や心理状態を把握せずに誤った判断がされた」として、父親の有罪判決を求めていますが、弁護側は控訴棄却を主張しています。

 次回の審理は年明けの1月14日に開かれます。

12/13(金) 18:18
東海テレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00025784-tokaiv-soci

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