【日中韓】感染症拡大防止などで連携強化、日中韓保健担当相が共同声明

統一まで1000年

【ソウル=鷹尾洋樹】日中韓3か国の保健担当相会合が15日、ソウルで開かれ、感染症対策や少子高齢化に関する連携の強化を盛り込んだ共同声明を発表した。




 会合には、加藤厚生労働相、中国国家衛生健康委員会の馬暁偉マーシャオウェイ主任、韓国の朴凌厚パクヌンフ保健福祉相が出席した。

 共同声明では、3か国の地理的な近さから新型インフルエンザなどの感染拡大が脅威だとし、日中韓の情報連絡を密にする仕組みを設けることで一致。少子高齢化対応での協力も確認した。

 会合は2007年以降、尖閣諸島をめぐる問題で日中関係が悪化した12年を除き、毎年開催している。現在は韓国人元徴用工訴訟問題などで日韓関係が冷え込んでいるが、加藤氏は「さまざまなプロジェクトを進める上での共通の基盤を作る一助になった」と手応えを記者団に語った。

2019/12/15 22:52  読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20191215-OYT1T50150/