【惜別】さらば本場の銀河高原ビール

地ビール 西和賀町の生産終了へ
(いわて県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20191216/6040006143.html
NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

西和賀町地ビールメーカー「銀河高原ビール」が、物流コストの高騰などから財政が悪化し、
来年春に町内の沢内醸造所での生産を終了することを決めました。

西和賀町沢内の地ビールメーカー「銀河高原ビール」は、1996年に創業し、
町内の地下水を使った本格的なクラフトビールとして人気を集めて、
一時は栃木や岐阜、熊本でも醸造をしていました。
しかし、近年は全国的な地ビール人気による競争の激化や、原材料や物流のコスト上昇に加え、
設備の老朽化から修繕費もかさんでいて、売り上げはピーク時と比べると大きく落ち込んでいました。

このため、来年3月下旬に町内の醸造所での生産を終了することを決め、15日、従業員に伝えたということです。
今後、法人としての銀河高原ビールは長野県の親会社が引き継ぎ、銘柄は維持されますが、
これまで使用されてきた町の地下水は使用されなくなるということです。

親会社では出向者を除く従業員21人を長野県で引き続き、雇用する方針としていますが、
希望しない従業員については銀河高原ビールで再就職の支援をするとしています。

銀河高原ビールの岡秀憲社長は
「本格的なクラフトビールを手頃な価格で楽しんでもらおうと値上げせずにきましたが、
限界が来てしまいました。地域の皆様には申し訳ないという思いです。
経営を立て直して西和賀に戻ってきたいです」と話していました。

西和賀町では、銀河高原ビールふるさと納税の返礼品にしています。
ふるさと納税のサイトでは、8本入り1万円のセットが返礼品のランキングで1位になっていて、
町によりますと、納税者の多くが銀河高原ビールの返礼品を希望しているといいます。

しかし、ふるさと納税の返礼品は地場産品に限られるため、町は今後、対応を迫られることになります。
町は17日、銀河高原ビールに状況を聞いた上で、記者会見することにしています。

12/16 20:07