【山口】関門海峡で「しめなわ祭」航海安全と豊漁祈願 下関

関門海峡で「しめなわ祭」航海安全と豊漁祈願 山口 下関
2019年12月10日 14時30分

関門海峡の海岸にある大きな岩にしめ縄をかけて航海の安全と豊漁を祈願する山口県下関市の冬の風物詩「しめなわ祭」が行われました。

この祭りは関門海峡に面した海岸にある「烏帽子岩」と呼ばれる岩を起こして祭ったところ、災害や伝染病がおさまったという言い伝えをもとに、下関市赤間神宮でこの時期に行われています。

関門海峡にゆかりの深い赤間神宮では神職たちが長さおよそ5メートル、重さ20キロ余りのしめなわをおはらいしたあと、海岸から舟に乗って烏帽子岩に近づき、海の上から祝詞をあげました。

続いて別の神職が岸からはしごをかけて1人で高さ3メートルの岩に登り、真新しいしめ縄をかけていきました。

最後にお神酒をかけるなどして来年の航海の安全と豊漁を祈願しました。

赤間神宮の大喜多真権禰宜は「来年の豊漁と皆さんが安全で健康に過ごせるよう祈りました。神事が無事に終わってよかったです」とほっとした様子で話していました。

広島市から来た77歳の男性は「神職が落ちないか心配でした。見ていて心が清められるような感じで引き締まりました。新年はみんなが平和に暮らせるような年になってほしい」と話していました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/k10012209331000.html?utm_int=lnews_contents_news-main_007