【外交の安倍】いつの間にか2島返還も絶望 総辞職モノの安倍外交 ★3

※夜の政治

北方領土問題にいよいよ終止符が打たれる」「日ロ平和条約の締結交渉が本格化する」「高まる元島民の期待」――。北方領土交渉のヤマ場と目された2016年12月の山口・長門市での日ロ首脳会談から、15日で丸3年。プーチン大統領の来日直前、メディアは冒頭のように散々あおりまくったが、安倍首相の願望だけを伝えた報道はきれいさっぱり消え果て、領土問題はこの3年、ズンズン後退している。

 この間、安倍政権は北方4島のうち色丹島歯舞群島だけを譲り受ける「2島引き渡し」の譲歩案にカジを切ったが、何ひとつ進展なし。それどころか、14日には共同通信が〈「2島引き渡し」も困難〉と報道。〈近い将来にロシアから同意を取り付けるのは困難だとの見方が強まった〉とし、「ロシアに態度軟化の兆しが見えない」「今は双方とも燃え尽きた感じがある。小休止が欲しい」などと政府筋や外務省幹部の“嘆き節”を伝えた。

首相官邸や外務省で諦めムードが漂う〉というから、メチャクチャだ。安倍は北方領土について、「私の世代でこの問題に終止符を打つ」と勇ましいことを言ってきたが、何たるブザマ。3年前の長門会談の会場となった地元の温泉宿にプーチンが3時間も遅刻しても、安倍はヘラヘラ笑って出迎えたが、共同経済活動という名の下の経済協力で、総額3000億円規模の大金をふんだくられただけである。

 2島引き渡し案で、北方4島の総面積の93%を占める国後、択捉両島を切り捨ててまで、プーチンにすり寄っても、袖にされる始末。

 今年9月にはロシア主催の「東方経済フォーラム」の全体会合で安倍が演説。プーチンに向かって、こう呼びかけていた。

「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている。行きましょう、プーチン大統領

「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」

 まるで不気味な恋文のようで、こんなメッセージを受け取る側もたまったものではない。過去27回にも及ぶ日ロ首脳会談の場でも、安倍は常に体をくねくね、瞳を潤ませ、全力でプーチンに恭順の意を示してきたが、領土交渉は絶望的というのだ。

 やっぱり、安倍はプーチンに「金づる」くらいにしか思われていないのではないか。あれから3年の節目に検証が必要である。

■動機が不純な外交で足元を見られっ放し

「3年前に安倍首相が『2島引き渡し』を決断していれば、領土問題は何らかの進展があったと思います」

 そう語るのは元外務省国際情報局長の孫崎享氏だ。こう続ける。

「安倍首相は当時、歴史的事実を見極めるべきでした。日本が新たに独立を果たした1952年発効のサンフランシスコ講和条約には『千島列島を放棄する』と明記されています。さらに当時の吉田政権は『国後島択捉島南千島に含まれる』旨を国会で説明したのです。3年前はプーチン大統領も高支持率を誇り、領土問題を進展させてもロシア国民の反発を抑えられたはず。国後、択捉両島を諦め、平和条約を締結するという姿勢で安倍首相が会談に臨めば、ロシア側からの見返りはあったと思います。ところが、4島返還に固執する自民党内の反発に押し切られ、首相は腹をくくれなかった。グズグズしているうちに、プーチン大統領の支持率が低下し、返還できるムードは消えてしまった。今さら2島引き渡しにカジを切っても遅きに失した感があります」

 安倍政権がいたずらに時間を費やしている間、プーチン政権は「ロシア領」の既成事実化を進めてきた。17年2月にはロシア国防相北方領土への新師団配置を表明。今年8月にはメドベージェフ首相が択捉島を訪問し、「ここはわれわれの土地」と言いきった。

 それでも安倍政権は譲歩路線一本やり。昨年11月から12月にかけ当時の河野外相は、国会で北方領土は固有の領土かと聞かれても答えず。記者会見でも「次の質問どうぞ」と繰り返し、同じ質問をガン無視した。

続きはソースで
公開:19/12/16 17:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266287

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