【企業】「連絡が取れない」などSNS上で話題に 当社制作の劇場アニメ『フラグタイム』は引き続き公開予定

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191216-00010000-teikokudb-ind
(株)ネクストバッターズサークル(TDB企業コード:753008832、資本金50万円、東京都杉並区成田東4-36-15、代表加藤淳氏)は、
11月末までに事業を停止し、事後処理を宇都宮貴士弁護士(千葉県松戸市新松戸4-50、
大原綜合法律事務所、電話047-702-3026)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、2013年(平成25年)3月に設立。都内のアニメ制作会社やアニメを扱う広告代理店から依頼を受け、
自社スタッフによりテレビ向けアニメーション作品を企画し、制作は専属のアニメーターおよび都内の
アニメーション制作企業に外注する形態で、アニメーション作品の企画・制作、広告、デザイン宣伝事業などを手がけていた。

 2017年10月にアニメ制作スタジオ『ティアスタジオ(tear-studio)』を本店に開設したことを皮切りに、2018年には、杉並区内に2カ所、
仙台市に1カ所スタジオを開設。アニメ作品として代表作である『ラブ米二期作』のほか、テレビアニメ『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』
『なんでここに先生が!?』、また映画作品として『王室教師ハイネ』などの制作を手がけ、2019年2月期には年収入高約3億5000万円を計上していた。

 しかし、人件費の増大などの影響から不採算案件も散発していた。
こうしたなか、当社制作の劇場アニメ『フラグタイム』が11月22日から公開されていたものの、
同月末で従業員を解雇し、その後連絡が取れなくなるなどインターネット上でも話題となるなか、今回の事態となった。

 負債は約3500万円。

 なお、劇場アニメ作品『フラグタイム』については引き続き公開が予定されている。

12/16(月) 10:14配信  帝国データバンク